ニューヨーク在住のフルート奏者・即興演奏家。グラミー賞投票権を持つレコーディング・アカデミー会員であり、Muramatsu America Flutesアーティスト。全米フルート協会(NFA)ジャズ委員会メンバーも務める。 武蔵野音楽大学卒業後、クラシックのフルート奏者として活動を開始。ジャズピアニスト、オスカー・ピーターソンの演奏に感銘を受け、ジャズの道へ進む。高久進、石田博、井上信平の各氏に師事。 2009年より渡米し、カウント・ベイシー・オーケストラのメンバーだったFrank Wess氏に、彼が亡くなる2013年まで師事。彼から受けた影響は大きく、そのシンプルかつパワフルな演奏スタイルに強く反映されている。
日本国内で多方面にわたる活動を経て、演奏の拠点をニューヨークへ移す。以降、Karl Berger's Improvisers Orchestra、Patrick Brennan's Transparency Kestra、Jihye Lee Orchestra、Charu Suri、The NY Jazz Flutet、The Beyond Flute Groupなど、多様な編成とジャンルのグループで活躍。ジャズから完全即興まで、またコンボからラージアンサンブルまで幅広く演奏。ダンサー、ペインター、シンガーソングライター、DJとのコラボレーションも積極的に行っている。 これまでに、Blue Note New York、Carnegie Hall、The 55 Bar、The Stone、Edgefest、The Bitter End、Joe’s Pub、The Nash、Ibeam、Downtown Music Gallery、The Rubin Museum of Artなどに出演。2024年には、アルゼンチン国立芸術大学の招待により、ブエノスアイレスでタンゴ・オーケストラと即興ソリストとして共演。
2019年、アメリカのSummit RecordsよりHaruna Fukazawa Quintetのアルバムをリリース。JazzWeekチャートでトップ50入りを果たし、Hot House Jazz Magazineの表紙にも登場。Blue Note New Yorkでのリリースライブは完売となった。2021年にはNFAにてジャズ部門のゲストバンドとしても出演。 また、室内楽的ジャズトリオ「Jazz Triangle 65-77」の共同リーダーとして、演奏のみならず作曲・編曲も担当。2017年にWhat's New Recordsよりアルバムをリリースし、2021年には2作目を発表。2017年、2018年、2024年には日本とタイでツアーを行った。 NFAにて、ジャズフルート・ビッグバンドおよびフルートアンサンブルのウィナーとして複数回選出されている。2022年には、ジャズフルート奏者Ali Ryerson作曲「Silver Lining」のソリストを務め、2023年には「Jazz and Latin All Star」の一員としても演奏。 さらに、2023年のNFAにてフリー・インプロヴィゼーションのワークショップを開催。2024年には、New York Flute FairおよびThe International Low Flutes Festivalでもワークショップを行っている。